FMMアワード入賞者展「nowい」
analgesics
(mixed media photo)
 
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deta

2008.09制作
10,000(W)×2,000(H)mm (1,820×910mm×8)
素材:鉄・木・合成紙・合成樹脂・インク・Digital photo

コメント&コンセプト
記憶。

自己の個人的に体験したもの以上の記憶が、人には在る様に感じる。
特定の共通要素(同一の文化、地理的・世代的なな近さ)を共有するもの達に共通する、後天的に与えられた、記憶に似た精神のパーツ。
その強度は、グループやファクターによって様々だが、やや陳腐な例を挙げるなら、「桜の舞う卒業式」や「田舎のおばあちゃんの家で過ごす夏休み」といった類いのものだ。

しかし、世代間で文化の大きく異なる日本では、自分を含む、同じか、或いは近い世代のこういった共通性は、他の世代には理解されがたく、時には、社会に適合する為に克服しなければならない不要なファクターとさえ捉えられる。

僕は、この数年間、同世代・或いは近い世代に感情移入した時に感じるこの「共通のファクター」を、肖像的にビジュアル化する事に取り組んでいる。

このグループ展は、僕がそういったものに作品としてアプローチしてから、最初の大きな作品になった。


写真1点1点について、1,820×910mmとしたのは、現実的にそれが僕に制作出来る最大限の大きさであって、等身大(もしくはそれ以上)の大きさの人を入れ込める最低限度の大きさを満たしていたからだった。

作品は、全てプリントアウトした写真の表面に樹脂を流し込み、鉄の枠、もしくは金網に嵌め込んで、壁に固定している。
 

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